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「心理行動学と栄養学」 第二章

食事、心理、行動のつながり

「科学」とは、あらゆる対象を観察したり実験することによって導き出された知識や法則を指す言葉です。


科学という宇宙のような膨大な知識の中には、体系化された様々な学問がありますが、例えば物質の性質や物質間で起こる反応を研究する「化学」もまたその一つです。


脳科学の世界

人や動物の脳が生み出す機能について研究する「脳科学」は、行動心理、栄養学や生化学、思考パターンなど、全てに繋がる重要な学問です。


例えば「脳」は器官に属し、MRIやレントゲン、また、実際に解剖して姿・形を見ることができます。


視覚、聴覚、感情、運動など、幅広い身体の機能をも司り、人間や動物にとって最も大事な器官と言っても過言では無い脳ですが、未知の部分の方が圧倒的に多く、実は謎だらけなんです。


これに対し「心」は器官ではなく、目で見ることはできませんが「心」が引き起こした結果である行動や感情を体感することができるのは、行動と心理が連携していることの表れです。



行動心理学とは?

人間や動物の心理にまつわる様々なことを研究する心理学は、海外ではセラピーやカウンセリングにも用いられ、その数は歯医者や美容院よりも多いと言われてるほどポピュラーな存在です。


「心理学」の一つに、アメリカの心理学者ジョン・ワトソンが提唱した行動心理学という分野があり、これは「行動から感情が読み取れる」すなわち行動や考え方のパターンから心理を研究するもので、他の心理学とは少し異なります。


人の行動心理が理解できると、ビジネスやコミニュケーションなど、様々な分野において活用することができます。


例えば、ネットショッピングで大勢の人が支持しているもの=レビューが多い、または評価が高いものの人気は、どんどん高まるといった効果を表すことがありますが、これは「バンドワゴン効果」と呼ばれ、売り手が「みんなが買っている」「みんなが満足している」と宣伝することで、消費者は「みんなが買っているものを買いたい!」と言う心理になり、販促において非常に効果的な心理学の活用例です。


更に、絵画のオークションやプレミアムな価格がつく商品など、売り手の設定や想定した価格以上で、その物の価値を消費者が決め、多くの人が注目するのもこの心理を活用した一例です。


行動心理と栄養素 飢餓が起こす心理的変化

「食べることと行動に関する関連性」についての科学的研究は、第二次世界大戦中のアメリカで始まりました。


戦時中の問題の一つに、「食糧不足と飢餓」というものがあります。


いつ終わりが来るのかわからないという不安な状況が続いた戦時中、アメリカの防衛省は食糧(特に精肉)の不足を危惧し、国民や戦地にいるアメリカ兵に対し、内臓肉の摂取を促す必要があると考えていたそうです。


当時のアメリカでは、レバーやホルモンなど内臓の肉は、食べ物ではなく廃棄するのが当たり前でした。


しかし、確実に訪れる食糧難で飢餓状態が続いた際、食べ物を捨てている余裕などありませんし、それまで食べていないものをいきなり食すこともまた同時にストレスとなり得ます。


そこで、身体と心理はどのように変化するのかを研究することは、生き残りをかけた重要課題とされ、科学者のほか、心理学者や行動学者が数多くが研究メンバーに加わっていたそうです。


飢餓状態が引き起こす心理から「食の認知的占有」が起こり、集中力や記憶力の著しい低下が引き起こされます。


更に、自制心を失い独占欲が強くなり、食物を隠したり、盗み傷つけるという行為に発展、やがて精神疾患からうつ状態が進行して、様々な病態を引き起こします。


これは他人事ではなく、地震大国の日本で今後来るとされる自然災害時にも起こりうる話だと思いっています。


だからこそ、全ての生き物への感謝やリスペクト、自分同様に他者を思いやる気持ち、つまり調和する世界のためにただできることを日々イマジネーションし、実践していくというシンプルなことに行き着くのです。



自分で飢餓状態を作るファスティングの効果とリスク

食事と心理・行動科学は、心理学や神経科学、生理学や栄養学、食品科学や精神医学、マーケティング など、幅広い分野に関連し、社会学、文化人類学、進化論などをベースとした研究も含まれているため、非常に壮大なプロジェクトです。


つまり、これほど多くの分野が絡むのは、食べる=ポジティブなエネルギーを生み出すことは、人間が人として生きる根本だと言えます。


2023年現代において、飢餓状態をあえて作る16時間ダイエット、炭水化物抜きダイエット、ファスティングというクレンジング方法など、数多くの減量やフィジカルなアプローチからのメンタルケアの方法が存在し、多くの人が実践しています。


もちろん、食べ過ぎや飲み過ぎ、過度な重金属や酸化した脂肪の蓄積、化学物質や未消化のタンパク質・糖質の増幅、などによる内臓疾患予防のデトックスは、一定の効果もあり必要な人がいるのも事実です。


ただし、一度でもカラダや脳が飢餓状態を経験してしまうと、その記憶は生涯抜けることがなく、リカバリーするのもかなり難しいことを併せて知っておく必要があると思っています。


どんなことでも、自分の体に合う・合わない、必要・必要ないの見極めを行うことは、予防医学=健康を維持するためにも、必要最低限のことです。


カラダの一番の理解者は自分、必要かつ正しい知識や情報は財産、セルフメンテナンスは健康そのものだと言えます。


私たちはが日々自分のカラダと向き合い、メンテナンスするのは、他でもない未来の自分自身のためなのです。


そう思うと、セルフメンテナンスで自分のカラダを触ることは本当に愛おしく、いつもありがとう!という感謝する気持ちが湧いてきて、楽しみなルーティンになると思います。

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