• Ai

六根とシックスセンス

更新日:8月15日

人間と犬(動物)の栄養学や行動心理学を研究していると、どちらもルーツは同じだと感じます。


私たち人間は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚から成る「五感」を体感として理解しています。


中でも視覚は他の感覚より優れている為、情報の約9割は視覚(目)から入ります。


企業でも働く人の感性を創造することを目的とし、「伝えたい内容をより深く伝える」 をテーマに、五感を刺激する練習を取り入れているところもあるほどです。


これに対し、言葉を話さない犬たちは、優れた五感に加え、第六感=シックスセンスを持つと言われています。


私たち人間が、外界を形として捉えるための感覚は「五感」にあたり、それ以外のインスピレーションや直感力のようなもの (スピリチュアルと表現されることもある) は第六感として区別されますが、この考えは元々は西洋の思想からきているそうです。



仏教用語 - 六根清浄という考え方

一方、東洋の思想では第六感も五感と同じ様に、正式な感覚として認められていて、全部で六つの感覚として表現されます。

六根の“根”は感覚器官など、感じる力を意味し、5つの感覚と意識をまとめて六根と呼びます。

眼(視覚)

耳(聴覚)

鼻(嗅覚)

舌(味覚)

身(触覚)

意(意識) これが第六感にあたる意


これら六つの力を正しく機能させ、心身を清らかな状態に保つことを六根浄清と言います。


六根清浄という言葉は、山岳信仰とも関わりが深く、山中での安全祈願、山を敬う気持ちが声となり、浄化の意を込め山道を登る登山者もいるそうです。


六根清浄に関連する場所として有名なのは、「神と仏の宿る山」と呼ばれる鳥取県の三徳山、人間の煩悩の数と同じ108に関連する東京の高尾山薬王院、などがあります。


第六感 - 無意識の潜在的な能力

基本的に犬の方が優れた五感を持ちますが、人間の感覚器官が退化したことにより、その差はさらに広がっています。


人間の感覚器官は身体機能にも大きく影響し、使わなければ退化、やがて自由に動かすことさえもできなくなります。


手の指先は思い通りに動かせるのに、足の指先に脳の指令が正しく伝わらない、などもその一つです。

【人と犬の感覚の違い】

第一感 視覚 犬にははっきり認識できない色が存在

第二感 聴覚 ヒトの4倍、音域は数百倍

第三感 触覚 ヒトと同じで非常に重要な感覚

第四感 味覚 犬の細胞は約6分の1と少ない

第五感 臭覚 細胞はヒトが500<犬は2億個以上


これに対して肉体(物質)としての機能を持たないシックスセンス「第六感」は、無意識の潜在的な能力と表すことができます。


シックスセンスは、目に見えないものを感じ取るほどに感覚が鋭敏になることを表し、物事の本質を見ていく(無意識に見抜く)感覚とも言われています。


例えば、犬を始めとする昆虫類などは、UV派(紫外線)を認識することができます。


これは物がよく見えることで、生きるための食料や獲物を効率よく見つけ、天敵から身を守る力と言えます。


また、野生の小動物が発する鳴き声を聞き、獲物の場所を知るために発達した広い可聴域も生きるための力です。


犬をはじめとする動物たちには、私たちが持たない、感じられない、理解するのが難しいほどの素晴らしい能力があり、それらは本能であり生命力だと考えています。


人間の世界にいる生き物全てが、幸せに共存するために、私たちが授かった感覚を養い、日々発見や学びを繰り返し、互いの行動を理解し、魂を通わせる=リスペクトする、それこそが協生するということなのだと思います。


科学や栄養学は、愛と信頼の積み重ね、そんな思いで私も日々学び伝えています。


今日もたくさんの敬意を込めて。



閲覧数:66回0件のコメント

最新記事

すべて表示